工事の品質は「話し合い」で決まる
設備工事というと、「配管をつなぐ」「空調を設置する」といった技術面がクローズアップされがちです。でも、実際に現場で大きな役割を果たしているのは、人と人とのコミュニケーションです。
私たち吉田設備は、郡山市や二本松市を中心に、住宅や公共施設の給排水・空調などの設備工事を手がけています。それぞれの現場にはさまざまな業種の職人が出入りします。設備、電気、大工、塗装、防水…と職種が異なる職人が一緒に動くことも珍しくありません。
こうした現場では、ちょっとした確認不足や勘違いが、施工の手戻りや設備の干渉といったトラブルにつながってしまいます。
これは社内であった実例ですが、1台しかない専用工具の使用について、誰がいつ使うのかを事前に共有していなかったため、作業当日に「工具が見当たらないけど」という事態になり、一時作業が中断してしまったことがありました。このような場合も、「ひと言声をかけておく」「使用予定を軽く相談しておく」といったやり取りがあれば、防げたはずの小さなトラブルでした。
こうした経験を通じて、吉田設備では、「仕事とは技と心の交わりである」という企業理念を掲げて日々業務に取り組んでいます。技術力はもちろんのこと、どんな現場でも、「誰にでも何でも確認できる」「遠慮せず言い合える」空気をつくることが、良い工事の土台になると考えています。
情報の見える化で、現場の混乱を防ぐ
私たちは、工事前の「段取り」と「情報共有」に特に力を入れています。設備工事の成否は、実は現場に入る前から決まっていると言っても過言ではありません。
クラウドを使用した工程管理、グループウェアを使用したスケジュール共有、通話アプリでの連絡網などのデジタルツールを活用して、現場間との連携と工程管理を効率化しています。また、パソコンやスマホが苦手な職人さんに対しても、作業に支障が出ないように社内でのサポート体制も構築しています。
このような取り組みの成果を実感したのが、長年お付き合いいただいているお客様から急な配管修繕の依頼があったときです。職人さんの予定を即座に確認でき、お客様をほとんどお待たせすることなく、修繕対応に入ることが出来ました。事前の連絡網とスケジュールの見える化が功を奏した実例です。
声かけが事故を防ぎ、信頼をつくる
現場では、「少し気になるけど、言わなくても大丈夫かな…」という遠慮が、のちに思わぬトラブルを招くことがあります。
吉田設備では、現場での声かけや確認を「習慣」として徹底しています。作業前・作業中・作業後に、必ず一度は「これでいいですか?」「進めて大丈夫ですか?」といったやり取りを行う。それだけでも、トラブルの芽はぐっと減ります。
実際に、仮設の配管に水を流しそうになったことがありました。同じ現場で作業をしていた職人さんが「配管の施工問題なく完了している?」と一言確認をしてくれたおかげで大事にならずに至りませんでした。たった一言の確認が大きなミスを防ぐことが出来ました。
また、吉田設備では、経験年数に関係なく誰でも意見を言える「風通しの良い空気づくり」を大切にしています。年長者に遠慮して意見を言いにくい雰囲気は、ミスや見落としの原因になりかねません。だからこそ、上下関係ではなく、「現場チームの一員」として、フラットな関係性を重視しています。
声をかける。目を合わせる。気になることはすぐ聞く。それが、現場全体の空気を和らげ、良いチームワークを生み出しています。
お客様との対話も、工事の品質を左右します
設備工事の現場で大事なのは、職人同士の連携だけではありません。お客様とのコミュニケーションも、工事を円滑に進めるために欠かせない要素です。
特に、修繕工事は、「今日はどんな作業があるの?」「水は何時に止まるの?」といった疑問や不安をお客様が抱えることは自然なことです。
吉田設備では、修繕のご相談を頂いた際、電話やメールだけで状況を判断するのではなく、まず専門の職人が現地調査に伺い、実際の状況を確認します。状況確認した後にお客様に状況をわかりやすく現状を説明し、問題解決のための最適な施工方法を提案しています。
とあるお客様で、いつもお願いしている設備会社が忙しくて対応してもらえず、初めて当社に連絡をしたというお客様がいました。連絡を頂いた当日に対応にお伺いすると、ホッとした表情を浮かべ「一時はどうなるかと思ったけど、修繕に来てもらえてよかった」とおっしゃっていました。
こうした「小さな安心感」の積み重ねが、お客様との信頼関係につながると実感しています。
また、工事中に工事内容に変更が発生する場合は、できるだけ専門用語を避けて説明するように心がけています「この警告表示は電源を入れ直すと直ります」「この位置に動かすと掃除がしやすくなります」など、生活者の視点に立った言葉で、納得いただける説明を心掛けています。
まとめ:伝え合うことで、いい工事が生まれる
吉田設備は、スキルの高さだけでなく、人と人とのつながりを大切にしています。
- 職人同士の段取り確認
- 現場での声かけ・報告の習慣化
- お客様への丁寧な対話と説明
- 誰でも意見を出せる安心感
こうした“伝え合い”が、トラブルを防ぎ、現場を円滑にし、工事の品質そのものを高めています。工事は「人」がやる仕事です。だからこそ、私たちは「人との関係づくり」にも全力で取り組んでいます。これからも吉田設備は、郡山・二本松エリアを中心に安心して任せられる設備工事のパートナーとして、現場・お客様の声を大切にしながら仕事を続けていきます。
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