12月に入り寒さの厳しさが一層強くなってきているように感じます。
寒さが厳しくなることで起こるトラブルがの代表格ともいえるのが水道が出ないトラブルです。
特に今の時期は12月に入ったばかりだから「まだ大丈夫」と油断しやすく、水道管の凍結トラブルが増えます。
凍結は最悪の場合、配管が破裂し、家の中が水浸しになったり、修繕するために数日待たなければならないなどの状況に陥ることも考えられます。
今回のブログでは、一般のご家庭でもできる凍結対策についてご紹介いたします。
冬本番に入る前に対策していきましょう!
なぜ水道管は凍るのか
水道管が凍る条件としては、気温がマイナス4度前後を下回る時と凍結すると言われています。
ただし、水道管の設置位置によってはもっと高い気温でも凍結することもあります。
日光が当たらない、屋外に露出した部分が多いなどの環境によって凍結のリスクが高まります。
凍結しやすい場所の見分け方
凍結が起こりやすい水道管の位置は主に次のような所に設置されている水道管が多い傾向にあります。
1. 屋外にあるむき出しの配管
庭の散水栓、給湯器周りの配管、外壁に沿って通っている管などは特に凍結しやすいです。
2. 北側の水道配管
日光が当たりにくく冷え込みが強いため凍結が発生する条件が揃っています。
3. 古い建物の露出配管
断熱材が不十分だったり、経年劣化で断熱材が破れていたりすると配管の凍結のリスクが上がります。
1~3の条件が合致する配管の場合は、凍結のリスクが高い為対策が必要になります。
今日からできる凍結対策
◎ 露出配管に保温材を巻く
水道配管の凍結防止で最も基本的で効果の高い対策法です。
ホームセンターに売っている保温チューブや保温材で配管周りを囲います。
凍結防止効果が高い理由
冷たい外気に配管が触れる部分を減らせるため凍結を抑制することが出来ます。
保温材の設置確認ポイント
- つなぎ目や曲がり部分を隙間が出来ないように巻きつける
- 長期間使用している保温材や保温チューブは劣化していることがあるため交換する
- 雨や雪で濡れる場所は防水テープを使用して水をはじくようにする
この対策だけでも凍結防止には有効的な対策方法です。
◎ 給湯器の周りをチェックする
給湯器は、配管が外にむき出しになっている箇所が多く、冬場に最も故障や凍結のトラブルが増える設備の一つです。
確認しておきたいポイント
- 配管に保温材が巻かれているか
- 保温材が劣化して破れていないか
- 給湯器自体に異音やエラーが出ていないか
給湯器の配管カバーは自分で取り付けられるものもあります。
強い冷え込みが予想される地域なら、設置しておくと安心です。
◎ 凍結が予想される日は少しだけ水を出しておく
夜の間に水を細く流しておく方法は、簡単に行える凍結防止対策方法です。
少量でも水が動いていることで凍結しにくくなります。
やり方
- 蛇口をほんの少しだけ開けて、水が糸のように流れる程度にする
- 流れすぎると水道代が上がるため、流す量は少量にする
- バケツ等に流れる水を入れておき、再利用する
費用をかけずに、もっとも簡単に行える凍結防止対策とも言えます。
◎ 給湯器の「凍結予防ヒーター」を確認する
多くの給湯器には凍結防止ヒーターが内蔵されてます。
電源が入っていれば自動で作動するため、給湯器が使用出来ていれば心配はありませんが、
寒さが本格化する前に以下のチェックポイントを確認しておきましょう。
給湯器のチェックポイント
- コンセントを抜いていないか
- 家を長期開ける際などブレーカーを落としていないか
- 停電が起きた場合にエラーが出ていないか
凍結防止ヒーターは、給湯器の生命線ともいえます。
冬場はコンセントを抜くと配管の破裂の原因になるため、理由もなく抜かないようにしましょう。
もし凍結してしまったら
凍結は予防して防ぐことが一番ですが、どうしても凍結してしまう場合もあります。
もし、凍結が原因で蛇口をひねっても水が出ない場合は、次の手段を試してみましょう。
1. ぬるま湯でゆっくり温める
熱湯は絶対にかけないでください。急激な温度差で配管が破裂することがあり危険です。
2. ドライヤーを使うなら距離を取る
近づけすぎると部品を傷めます。温風を少し離して当てるだけで十分です。
3. 自然に溶けるのを待つ選択肢もある
気温が上がれば自然に解消することもあるため、時間に余裕があれば一旦待ってみるのも手です。
4. 水が出た後、どこかから漏れていないか確認
水が蛇口から出ても、周りで水が漏れていないか確認しましょう。
対処が遅れる配管だけでなく、床や壁などが傷むことがあるため注意が必要です。
凍結した状態で無理に蛇口を力いっぱいに回すと部品を壊してしまうことがあるため注意しましょう。
また、紹介した手段はあくまで応急処置の部分もあるので、異常があればすぐに専門の業者に相談しましょう。
プロに依頼すべきタイミング
先程紹介したような処置は、専門知識がなくても出来る応急処置ですが、
次のような状況の場合は、早めに業者に相談するようにしましょう。
- 配管の場所や仕組みが分からない
- 露出配管が多すぎて自分では保温材を巻ききれない
- 給湯器の配管カバーが破れている
- 過去に何度も凍結した経験がある
- すでに配管にヒビや水漏れの形跡がある
特に何年も保温材を交換していないご家庭は、外見がきれいでも内部が傷んでいることがあるため、
プロに交換を依頼することをおすすめします。
冬の凍結トラブルは早い対策がすべて
12月上旬は、凍結対策を行うラストチャンスです。
この時期の対策の有無で真冬のトラブルを防げるか決まるとも言って過言ではありません。
冬に水道管が凍ってしまうと、生活に大きな支障が出ます。
予防方法は手軽にできため、ぜひできるところを進めてください。
もし、不安があれば当社でも配管保温、給湯器まわりの点検、凍結防止工事の相談を随時受け付けていおります。
寒さが厳しくなる前に凍結対策をぜひご検討ください。

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